【プロ】お知らせ:Gmail送信者ガイドラインの変更について(2025/7更新)
※本記事については随時更新いたします。
Googleは2024年2月1日以降、Gmailアカウントにメールを送信する送信者に対する要件を強化することを発表しました。
Gmailアカウントとは?
「@gmail.com」「@googlemail.com」のメールアドレスになります。
ガイドラインにそった運用が行われない場合、Gmailアカウントへの配信が届かなくなってしまいます。
以下をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。
■目次
オートビズのシステム側で対応する項目を含め、新たに設定された送信者に対する要件は以下になります。
全送信者 | Gmailアカウントへの配信が1日5,000件以上の送信者 |
SPFレコードまたはDKIM(電子署名)を設定する | SPFレコードおよびDKIM(電子署名)を設定する |
送信元のドメインまたはIPアドレスに有効な正引きおよび逆引きDNSレコード(PTRレコード)があることを確認する | 送信元のドメインまたはIPアドレスに有効な正引きおよび逆引きDNSレコード(PTRレコード)があることを確認 |
メール送信にTLS接続を使用する | メール送信にTLS接続を使用する |
迷惑メール率を0.3%未満に維持する | 迷惑メール率を0.3%未満に維持する |
Internet Message Format標準に準拠するメール形式で配信する | Internet Message Format標準に準拠するメール形式で配信する |
GmailのFrom:ヘッダになりすまさない | GmailのFrom:ヘッダになりすまさない |
メールを定期的に転送する場合はARCヘッダと List-idヘッダを追加する | メールを定期的に転送する場合はARCヘッダと List-idヘッダを追加する |
送信ドメインにDMARCを設定する | 送信ドメインにDMARCを設定する |
<ダイレクトメールを送信する場合> DMARCアライメントの合格にする ※弊社利用規約では配信の同意を得ていない配信は禁止しています。 | |
<マーケティング目的のメールを送信する場合> ・ワンクリック解除に対応する ・メール本文内に解除URLをわかりやすく明記する ※弊社利用規約では配信の同意を得ていない配信は禁止しています。 |
Gmailアカウントに1日に送る件数により、対策が異なります。
Gmailアカウントが何件登録されているかを確認する方法
左メニュー【リスト一覧】から「検索条件」で、メールアドレス欄に「gmail.com」(または「googlemail.com」)と
入力して『
』をクリックしてください。

画面右下に表示された件数がGmailアカウントの数になります。
●1日の送信数が5,000件以内 のケース
①送信者のメールアドレスには必ず「SPFレコード」と「DMARC」を設定する。
※送信者アドレスにGmail、Yahooメールなどは使用できなくなります。
※DMARCは【none】か【quarantine】に設定してください。(「reject」(受信拒否)にしてしまうと認証が失敗してしまいます)
②Return-Path(エラーメール転送先)は原則空欄
設定する場合は、必ずSPFレコードが設定されているドメインのメールアドレスを使用する。
※なりすまし対策機能をご利用の場合は空欄にしてください。
③メール内に必ず配信解除URLを記載する。④配信の同意を得ているアドレスのみに送る。
●1日の送信数が5,000件以上のケース
①送信者のメールアドレスには必ず「SPFレコード」「DKIM」「DMARC」を設定する。
以下①-1~①-3のいずれかの対応が必要になります。
※送信者アドレスにGmail、Yahooメールなどは使用できなくなります。
①-1:なりすまし対策機能を利用する。
なりすまし対策機能をご利用の場合は、送信者アドレスとReturn-Path(エラーメール転送先)が、当サービスのドメインのメールアドレスに置き換わることにより、SPFレコード、DKIM、DMARCが設定された環境からの配信が可能になります。
【注意点】
●なりすまし対策機能をご利用の場合はReturn-Path(エラーメール転送先)は空欄にしてください。
●「~@**auto.boiz」はメールアドレスではなりません。
●「**auto.boiz」のドメイン部分は共有になります。そのため、他のユーザーさまの配信の影響を受ける可能性があります。
①-2:独自ドメインアドレスを利用する。
●独自ドメインのメールアドレスをお持ちの場合
お持ちのドメインにSPFレコードやDMARC、DKIMを設定してご利用いただきます。
なお、ご自身で設定いただく場合は以下のページをご参考に各種レコードを設定してください。
また、DKIMは下記のフォームより必要事項を入力し、ご申請ください。
SPFレコードの設定▶ SPFレコードの設定をしたい(独自ドメインのメールアドレスを利用している場合)
DMARCの設定▶ 【プロ】DMARCの設定をしたい
DKIMの設定▶ DKIMの設定をしたい
各レコードの設定が難しい方は設定代行サービスをご利用ください。
●独自ドメインのメールアドレスをお持ちでない場合
弊社ではドメインの取得 ~ 各種レコードの設定を代行するパッケージオプションをご提供しております。
ご希望の場合は以下のページからお申し込みください。(有償)
①-3:ハイエンドプランを利用する。
ハイエンドプランはSPFレコード、DKIM、DMARCが設定された送信元アドレスをご利用いただけます。
参考:オートビズ プラン比較表
②迷惑メール率を0.3%以下に抑える。
②-1:配信の同意を得ているアドレスのみに送る。
いたずら登録されたメールアドレス(配信の同意を得ていないメールアドレス)には送らないよう、対策を行ってください。
ダブルオプトイン機能を利用して配信の同意を確実に得れるよう、対策を行ってください。
②-2:メール内に必ず配信解除URLを記載する。
②-3:弊社ポリシーと利用規約を遵守する。
1.独自ドメインのメールアドレスを取得しての配信は、しばらくの間、迷惑メールフォルダに入ってしまう可能性があります。
あらかじめ、メール内に「Gmailで迷惑メールフォルダに振り分けられている場合は「受信トレイに入れ直してください」とアナウンスをお願いします。
2.迷惑メールフォルダに入ってしまうケースが増えることから、各レコードの設定直後は開封率が下がってしまうことが報告されています。
こちらについても、迷惑メールフォルダ入りを回避するため、メール内で「Gmailで迷惑メールフォルダに振り分けられている場合は受信トレイに入れ直してください」等のアナウンスを行って対策してください。
(1)Googleが更新した送信者ガイドラインにそった配信を行っても、実際にはGmail宛の配信がエラーや迷惑メールフォルダ入りしてしまうことありますがご利用のドメインで配信実績を作ることで解消されることが確認されています。
約1週間~10日程度、様子を見ながら配信してください。
(2)一気に大量に送らず、最初は読者を5,000件ずつのグループに分け、 配信時間をずらして配信を行ってください。
購読者設定で複数のグループを作るのは面倒ですが、この対策を行うことで配信実績も作れるので結果的に見てGmail宛の配信で有効な方法です。
詳しい設定方法はこちら
3.使用しているドメインがGmail側にどう判断されているのか確認しながら、徐々に一度の配信数を上げてください。
Google Postmaster Tools (グーグルポストマスターツール)についてはこちら
ご不安な場合は・・・
以下のサービスをご提供しておりますのでご検討ください。
既に独自ドメインをお持ちの方▶ 送信ドメイン認証設定代行サービスについて
独自ドメインをお持ちでない方▶ 独自ドメインメールアドレスオプション(仮称)申請フォーム