【ベーシック】Return-Pathの設定

【ベーシック】Return-Pathの設定

Return-Pathとは?
メール送信に失敗したり受信拒否をされた場合に、エラーメールを受け取るメールアドレスです。

回線やサーバの一時的なトラブルによるエラー(エラーコード 4xx系)の場合を除き、エラーメールの内容に従い、メールの配信を停止するなどの処置が求められます。

エラーメールを無視して送信処理を繰り返した場合は、スパム配信と見なされ、Return-Pathのドメインの評価が低下したり、ブラックリスト登録されてしまい、その後のメールの送達率の低下を招いてしまいます。

スパム判定の要因としても、送信者のメールアドレスより、Return-Pathのメールアドレスの方が重視されており、最近では、Return-PathのメールアドレスにSPFレコードが設定されていない場合、gmailやYahoo!メール、Outlookなど多くの送信先で受信拒否されるようになっています。

Return-Pathを設定する際は、以下の2点を遵守してください。

①SPFレコードの設定されたメールアドレスを使用すること
②エラーメールを受信した際は、速やかにメール配信を停止すること

これらを怠ると多量のエラーメールが発生し、サービスの運用に支障をきたすことがあります。その場合はシステム側で通告なく、 Return-Pathの設定を削除させていただきますのでご了承ください。

Return-Pathを設定しない場合
Return-Pathを設定しない場合は、SPFレコードやDKIMが設定されたシステムのメールアドレスが、Return-Pathとなり、エラーメールに応じたメール配信の停止なども自動化されるため、総じてメールの送達率は高くなります。

通常Return-Pathは設定しないよう、お願いいたします。

Return-Pathの設定が必要な場合
送信者アドレスに設定したいメールアドレスにDMARC(p=reject または p=quarantine)が設定されている場合は、Return-Pathのメールアドレスのドメインを送信者のドメインと同じにする必要があります。

この場合は、Return-Pathに送信者アドレスと同じドメインのメールアドレスを設定してください。

※ただし、Return-Pathのメールアドレスは送信者アドレスとは別のメールアドレス(@以前を変更したアドレス)を利用することをおすすめいたします。

Return-Pathのメールを当社のエラー処理専用のメールアドレスに転送することで、エラー処理を自動化することも可能です。
具体的な設定方法については、サポートまでお問い合わせください。

設定方法(通常は空欄にしてください)
1)【シナリオ一覧】>該当シナリオのシナリオ名をクリック

2)画面下『メールのその他の設定』>「Return-Path」欄にエラーメールを受け取るメールアドレスを入力して[]をクリック

配信ステータスについて
Return-Pathを設定すると弊社システムでエラーを受け取れなくなるため、自動で登録者のステータスを変更すること(未達の場合に【不在】【Error】に変更すること)ができません。
エラーの原因をお調べいただき、手作業でステータスの変更をお願いいたします。(システムで行っていることをユーザーさま側で行っていただくようになります。)
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