開封率を上げる工夫

開封率を上げる工夫

1. 送信元(送信者名・メールアドレス)の信頼性を高める

・読者が誰から届いたメールかを瞬時に判断できるよう、会社名や担当者名を含んだ

送信者名を設定しましょう。

・使用するメールアドレスのドメインにはSPFレコード、DKIM、DMARCといった

認証技術を正しく設定し、迷惑メール判定を回避できるようにしましょう。

参考:

2. 読者に刺さる件名(メールタイトル)をつける

・メールの開封可否を大きく左右するのが「件名」です。

・読者にとってのベネフィットを明確にし、ニュース性や好奇心をくすぐる要素を盛り込むと効果的です。

例:「今だけ限定|〇〇業界で話題の無料テンプレートを配布中!」 


3. プリヘッダーの活用

・プリヘッダーはHTMLメールでのみ設定できます。

・件名の直後に表示される「プリヘッダー」は、件名で伝えきれなかった内容を補足できる重要な要素です。

・2番目、3番目に伝えたいポイントをここで強調しましょう。

※プリヘッダーは受信側の環境によっては正しく動作しないこともあります。

例:「〇〇を成功させる3つのコツをご紹介しています」


以下の「★★★」部分にプリヘッダーで表示させたいテキストを入れてHTMLメールで配信してください。
_html
Copied!
<!-- プリヘッダー -->
<table border="0" align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" style="max-width:600px;">
<tr>
<td style="width:0;min-height:0;mso-hide:all;font-size:0;"><span style="color:#ffffff;font-size:0;line-height:0;">★★★</span></td>
</tr>
</table>

4. 興味を引く、かつ読みやすい本文構成

・多くの読者はスマートフォンでメールを確認しています。

・そのため、1文を短く簡潔に、段落ごとに余白を持たせることがポイントです。

・件名と本文の内容が大きく乖離していたり、過激な表現を使うと読者の信頼を損ない、配信解除の原因になることもあります。


5. 配信する曜日・時間帯を工夫する

・読者層に合わせて、適切なタイミングでの配信を意識しましょう。

たとえば・・・

【朝の情報収集タイム】

ビジネス系メールやまとめ記事

【夕方のひと息タイム】

読み物系、オフよりの内容

【月曜朝】

仕事系に強いが、メールが埋もれやすい注意点も

テスト配信を繰り返し、最も反応がよい時間帯を探るのがおすすめです。 


6. 適切な配信頻度を保つ

・配信頻度が多すぎると「迷惑」と感じられるリスクが高まります。

・1日に複数のメールを送ってしまうと「迷惑」と感じる読者が多い傾向があります。

・まずは週1回、同じ時間帯での配信をベースに、1日1通の配信を目指して、反応を見ながら調整しましょう。


7. セグメント配信の活用

・全員に同じ内容を送るのではなく、以下のようなセグメント配信で効果を高めましょう。

・開封がないユーザーには送らない

・地域ごとに内容を最適化する

・特定のリンクをクリックした人だけにフォローアップメールを送る(クリック分析機能を使用する) 


8. 配信リストのクリーニング

・以下のようなアドレスは定期的にリストから除外し、配信の健全性を保ちましょう。

・一定期間開封がないアドレス

・配信エラーが続く不在アドレス

スパムトラップの可能性があるもの 


【重要ポイント】開封率の数値には限界がある
メールの開封率はHTMLメールに埋め込まれた画像読み込みの有無によって測定されます。

そのため、
テキストメールで受信している
メールソフトやセキュリティソフトで画像表示をブロックしている
セキュリティソフトが画像を自動で読み込んでしまう

といった要因により、「正しく開封されても計測できない」「逆に未開封なのに計測される」といった誤差が生じます。

あくまで参考指標として捉え、ほかの指標(クリック率や反応率)とあわせて分析しましょう。

参考:
Powered by Helpfeel